ハルホールの大航海

猫を連れての英国滞在記

移動1日目

これまでいろいろ準備してきた猫連れ渡英。実際の旅程がどんな調子だったのか、ご報告します。

【成田空港:動物検疫所】
まずは成田の動物検疫所で必要書類の確認と、獣医さんによる健康状態のチェックを済ませて、「輸出検疫証明書」の書類一式を受け取ります。
今回は2年以内に帰国する予定で準備をしているので、「輸出検疫証明書」はOriginalとCopyの2部。帰国の際にCopyが必要になるので紛失しないように、と念を押されました。
動物検疫所の方から事前にメールで、「所要時間は30分くらいですが、余裕をもって1時間くらいみておいて下さい」とお知らせがありましたが、実際の手続きは30分くらいでスムーズに終了。動物検疫所の方々には本当にお世話になりました。ありがとうございます!

 

【飛行機】

通常通り、航空会社のカウンターでチェックイン(ペット連れはイレギュラー対応なのでオンラインチェックイン不可)。

エールフランスのカウンターで、輸出検疫関連の書類チェックを受け、愛猫の分の運賃を支払った後、自分の手荷物と一緒に愛猫のキャリーバッグを機内に持ち込みます。

今回は薄手で普通のカバンに見えるキャリーバッグを使ったので、すぐ隣の人以外は私が猫を連れていることに気づかなかったのではないかと思います。

飛行機の中では、ペットのキャリーバッグは前の座席の下に収納することになっているのですが、今回は、前の座席の中央に支柱が…。仕方なく、隣の方の座席下スペースを侵略。何も言われませんでしたが、フライトの間中、文句言われたらどうしようとびくびくしていました。

肝心の愛猫は、フライトの間うんともすんとも言わず大人しくしていました。あまり静かなので心配になりましたが、時々体の向きを変えたりする様子を見て一安心。おトイレもしませんでした。きっと、異常事態なので声を出したりトイレしたりしては危険かもしれないと警戒していたのでしょう。私の都合で連れてきてしまって申し訳ないような気持ちになりました。

 

【シャルルドゴール空港:動物検疫所】

シャルルドゴール空港では、動物検疫所に相当するようなものが見当たらず、せっかく成田の動物検疫所で作ってもらった書類もチェックされないまま、難なく入国できてしまいました。

大丈夫かなあと思いつつ、別に違法な手段で入国したわけでもないんだし、求められれば提出できる書類もあるんだし、とその時はあまり深刻に考えませんでした。

ちなみに、シャルルドゴール空港で動物検疫の手続きを求められない旨は、こちらのブログでも言及されていて、私の場合だけの例外ではないようです。

ほぼ日刊イトイ新聞 - バブー&とのまりこのパリこれ!

 

【補足情報】DEFRAのサイトによると、本当は、ここでフランス側の動物検疫官が日本の動物検疫所の書類にサイン&捺印する必要があるみたいです。でも、どこでしてもらえるんでしょうね??

You should get the person who checks your pet when you arrive in the EU to sign and stamp the certificate.

 

【パリで1泊】

最終目的地がパリだったら話は楽だったのですが、今回の移動はまだ旅程の半分が終わった程度。とりあえずパリのペット可ホテルにチェックインしました。

十数時間ぶりに愛猫をキャリーバッグから出すと、恐る恐る出てきて、周りをきょろきょろ。その後ごはんを食べて、トイレも済ませて、いびきをかいて寝ている姿を見て、明日も移動だけど頑張ろうね、と声をかけつつ、これで本当によかったのかなあ…、と自問自答。

明朝、パリからディエップへ出発する予定ですが、まだ電車の乗車券を発券していないので、下見を兼ねてSt. Lazare駅へ。

出発前からなんとなく不吉な予感がしていた例の黄色い発券機。使ってみましたが、クレジットカードのPIN番号が…、正確なはずなのに、incorrect PINと出ます。何度も試すとカードが使えなくなりそうで怖かったので、黄色い発券機はやめて、普通に窓口で発券してもらいました。夜だったので、窓口はとても空いていて、こんなことならウェブ予約は不要だったかも??と拍子抜け。

ちなみに、愛猫の分の券は、予約の段階では「petit animal」としか書かれていないのですが、乗車券にはなぜか「犬」と明記されております。問題にはならなかったけど、うちのは猫です…。